ジュエリーお手入れ方法
掲載日2018年3月16日
クリーニングの必要性
洋服と同じように、ジュエリーもクリーニングというお手入れが必要です。
お料理、汗やファンデーション、土いじり・・・・・。
大切なジュエリーだから、ずっと一緒にいたい。でも毎日の生活の中で、どうしても汚れたり、輝きが鈍くなってしまします。
ずっと変わらない輝きをお手伝いいたします。
ジュエリー簡単お手入れ法
大切なジュエリーをより長く愛用し、いつまでも美しい輝きを保つためには、簡単なジュエリーケアが重要です。
身に着けたら、拭きましょう
ジュエリーは身につけたら、拭くことです。一番簡単なお手入れで、きれいな柔らかい布を使って優しく拭きます。
一番身近な汚れは汗です。気に入って身につけるジュエリーは接触時間も長く、汗やその他の汚れ(化粧用品など)をそのままにしておくと、ジュエリーの輝きをくもらせてしまいます。
輝きが魅力のダイヤモンドも油になじみやすい性質を持っているので、汗などの油分が着くと輝けなくなってしまいます。こまめに拭くだけでも輝きが違います。
そして真珠は、拭くと拭かないでは、差がはっきりと表れる宝石です。ダイヤモンドは多少怠けて汚れがついても、念入りに手入れすることで輝きが蘇りますが、真珠は汗などの汚れに対してとてもデリケートで、受けたダメージは念入りに手入れをしてもダイヤモンドのようには戻りません。
手軽に使える専用のクロスもありますので、日頃から、身に着けたら拭くお手入れ方法でジュエリーの輝きを守りましょう
汚れたら、洗いましょう
布で拭いても落しきれない汚れは、洗い落とします。 プラスチック容器(洗面器など)に台所用の液体中性洗剤をぬるま湯で薄めます。そこへ浸け置きすると、汚れが溶け出してきます。 裏側や細かい部分のしつこい汚れは、洗剤をつけたきれいな筆(柔らかいコスメブラシなど)でこすります。洗剤が残らないように流水でよくすすぎ、柔らかい布でそっと水分を拭き取ります。このとき、排水溝に落とさないように気をつけます。
ただし、さんご、真珠、べっ甲、象牙、琥珀などの有機物の宝石やエメラルド、トルコ石、ラピスラズリ、マラカイトは洗えません。ムーンストーン、アマゾナイト、オパールなどの水に弱い宝石もできるだけ避けた方が無難です。
洗える宝石でも、トパーズ、ペリドット、ひすい、クンツァイト、タンザナイトは、超音波洗浄器では、割れたりすることもあります。
こまめに洗える宝石は、ダイヤモンド、ルビー、サファイアなどの硬くて強い宝石、地金だけのゴールドやプラチナ類も大丈夫です。普段から身につけているネックレスで試してみませんか? 石つきのものは、お手入れ一覧を参考にしてみて下さい。
専用の洗浄液もありますので、手軽なケア方法で輝きを取り戻しましょう。
着ける際のケア
ジュエリーはお化粧が終わってから着けることです。単純なことですが、香水やヘアスプレー、除光液が付いてしまうのを防ぐことができるので、こうしたケアをしておけばジュエリーへのダメージが少なくなり、持ちが違ってきます。(参考:ご使用にあたっての注意事項)
また、食事のときは酢や果物の汁がつかないように気をつけます。温泉に入るときや塩素系洗剤を使うときに、はずす手間を惜しまないこともケアにつながります。衝撃にデリケートなジュエリーをはずす際の置き場所も、硬いところは避け、ジュエリーケースに保管できればなおよいでしょう。
しまう際のケア
ジュエリーは保管の状態が悪ければ、美しく保つことができません。熱や紫外線の影響で色が変わって宝石の質が劣化する場合があります。日光の当る場所や湿度の高い場所、防虫剤が入っている場所には置かないように気をつけます。
宝石はそれぞれ硬さが異なります。ダイヤモンドと真珠を無造作に一緒にしまうと真珠はキズついてしまいます。ジュエリーをしまうときは、仕切りのあるジュエリーケースに入れるか、個別のジュエリーケースで保管します。ジュエリーケースは直射日光を避けた通気性のよいところに置きます。
長年使用していると、石を留める爪がゆるんだりしてきます。大切なジュエリーを紛失しないためにも、お手入れをしながら、時折チェックしてみましょう。
ジュエリーお手入れ一覧の説明
熱湯・・・・・・・ 熱湯で洗います。
温湯35℃・・・・ 35度くらいのぬるま湯で洗います。
水・・・・・・・・ 水で洗います。
中性洗剤・・・・・ 中性洗剤を薄めて洗い、その後充分にすすぎます。
超音波洗浄器・・・ 超音波で細かい汚れなどを洗浄します。
刷毛洗い ・・・・・柔らかい刷毛や、ブラシなどで磨きます。
乾拭き ・・・・・・柔らかい布(セーム皮も可)で乾拭きします。
有機質の宝石などのお手入れに効果的です。
ご注意ください
- ルビー、サファイヤ
ルビー、サファイヤは、ダイヤモンドに次いでモース硬度が硬く、耐久性は色石ではで1番です。
熱や薬品にも強いので家庭でも手入れはできます。ダイヤモンドと同じく毛先のやわらかい歯ブラシと、中性洗剤で洗います。毛先を使い爪の間や裏側についた汚れをよく落としたら、ぬるま湯で丁寧にゆすいで柔らかな布で水分をふき取ります。 - エメラルド
エメラルドは、意外にもろく、超音波洗浄器や熱に弱いので充分な注意が必要です。
家庭での手入れは、シリコンクロス等で汚れや指紋を取る程度にしたほうがよいでしょう。 - トパーズ
トパーズは、硬度は高いのですが、横にひびが入りやすい性質を持っています。
ですからキズは付きにくいですけれども、ぶつけたり落としたりすると簡単にひびが入るので注意が必要です。 - アクアマリン
アクアマリンは、キズに強く、割れにくい、どちらかというと扱いやすい宝石です。
家庭では毛先の柔らかい歯ブラシをお湯に浸し、細かく泡立てた石けんを使ってアクアマリンを磨きます。
毛先を使い爪の間や裏側についた汚れをよく除いたら、ぬるま湯で丁寧にゆすいで柔らかな布で水分をふき取ります。 - ガーネット
様々な種類があるガーネットは、比較的硬度が高く、薬品や熱にも強いのが特徴です。
家庭ではシリコンクロスなどの柔らかい布で汚れや汗をふき取るとよいでしょう。汚れが目立つ場合は、毛先の柔らかいと中性洗剤でガーネットを磨きます。毛先を使い爪の間や裏側についた汚れをよく除いたら、ぬるま湯で丁寧にゆすいで柔らかな布で水分をふき取ります。
ただし、デマントイドガーネットだけはガーネット族の中でも硬度が低いので、取り扱いには注意が必要です。 - トルマリン
トルマリンは、電気石とも呼ばれるように、摩擦や加熱で帯電しやすい宝石です。そのため、表面にほこりがつきやすいので使うたびに注意しましょう。シリコンクロスなどの柔らかい布で汗や汚れ、指紋をふき取るとよいでしょう。 オパール オパールは硬度が低く、割れやすくて傷つきやすい色石です。
水分を含んでいるので熱や乾燥でもひび割れを起こしますから、調理の火にも注意しましょう。
超音波洗浄機も厳禁です。 - オパール
オパールは硬度が低く、割れやすくて傷つきやすい色石です。
水分を含んでいるので熱や乾燥でもひび割れを起こしますから、調理の火にも注意しましょう。
超音波洗浄機も厳禁です。